華麗なプレイでギャラリーのハートをキャッチ!! 『極・芸』
ここまでは基本的なガードや攻撃の方法を解説してきた。しかしいつどのように攻撃をして、どんなときに守っていいのか、それがピンとこない人は多いだろう。ここでは、そんなゲームの流れについて説明しよう。
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GGXXの攻防は「あっち向いてホイ!」に似ている~起き攻めの攻防
簡単な例えをすると、「GGXX」は「あっち向いてホイ!」に近い要素があると思う。「あっち向いてホイ!」ではまず最初にジャンケンをして、それに勝った方が負けた側に対し、どちらを向くか選択を迫ることができる。ジャンケンに勝てばその直後はリスクがなく、自分に有利な状況で選択を迫る(攻撃できる)というわけだ。
ここでいうジャンケンを「GGXX」に例えると、通常技などでの「けん制戦」(お互いに間合いをとった互角に近い状態で技を出し合う)に当たる。だが、ここで技を単発で当てているだけでは相手に選択を迫ることはできない。選択を迫るには、次のような状況にする必要がある。
【相手をこちらが有利な状態でダウンさせる】
まず、これを狙っていくことが非常に重要だ。ダウンではなく、よろけなどでも有利な状態にもっていくことができる。ここでは、最もベーシックな「ダウン」について説明していこう。
相手をダウンさせるということは、このゲームでは非常に重要な要素を持つ。なぜなら、「相手が起き上がっている無防備な状況を攻めることができる」からである。このゲームにおいて、ダウンした相手は一定時間後にやっと起き上がることができる。起き上がるまでの時間は全く動くことができないので、相手から攻撃を重ねられても文句を言えない。
【相手を転ばせたら起き上がりに攻撃を重ねて、下段技や中段技でガードを揺さぶる】
そう 、これがジャンケンに勝った側が負けた側に対して「あっち向いてホイ!」をかけている状況に近いわけだ。もちろん、この「起き攻め」を仕掛けられている側は、あらゆる防御手段(前述の防御手段を参考にしよう)を駆使して対処しなければならない。
基本的に「起き攻め」は仕掛けられている側が不利になるが、「あっち向いてホイ!」と違い反撃できる可能性もある。無敵必殺技(ソルのヴォルカニックヴァイパー、カイのヴェイパースラストなど)を持っているキャラは起き上がりと同時に出すことで、起き攻めをかけた側に反撃できるのである。このことをリバーサル必殺技を出す、という。
このリバーサル必殺技が成功すれば攻守が逆転することもしばしばある。つまり、次のようなことが言える。
【ダウンしていた側が一発の反撃から攻めていた側をダウンさせ、状況が逆転する場合もある】
起き上がりに攻めていた側は、相手が無敵必殺技を出すなら攻めずにガードすればよい。無敵必殺技をガードすれば、技の隙を狙って再びダウンさせることも可能である。そうなると読み負けた側は、ダメージを喰らった上に「あっち向いてホイ!」を再度喰らうハメになるのである。リバーサル必殺技を出しても、読み合いに負けたり入力に失敗したりすると大ダメージを受ける場合が多い。常に覚悟はしておこう。
ダウンさせて起き攻めをするか、1回で大ダメージを奪うか
とにかく、このゲームにおいて覚えておいてほしいのは、「攻め」と「守り」という明確なそれぞれのターンがある」ということだ。
例えば、けん制技が相手にヒットしたとしよう。そこで高威力だが相手をダウンさせられない連続技を入れたとする。それはそれでよいのだが、ジャンケンにせっかく勝ったというのに、選択を迫る機会を自ら捨てたことになったともいえる。せっかく「あっち向いてホイ!」で相手を攻めていたのに、目先の利益に目がくらみ、五分五分のジャンケンに戻ったわけだ。
状況によってはそれが正解の場合もあるが、目先の利益を捨てて「攻め」を継続した方がよかった可能性もあるわけだ。「攻め」を継続したことによって押しきることもできたかもしれないし、逆に攻めたことで隙を作って相手から反撃を受けてしまう可能性もあった。どちらが正しいともいえないので、それは自分がそういう状況になった時に自分で判断するようにしよう。
どちらにせよ、「攻め」か「守り」かの流れを判断しながら動くことが、戦いの中でとても重要な基本になる。
一方的に攻める状況にもちこむには~相手をダウンさせよう
それでは、どうすれば一方的な攻めに入れるのか。どうすれば相手をダウンさせられるのだろうか。それはまずけん制戦の段階で、相手に通常技や必殺技をヒットさせるのが最大の条件となる。必殺技などによっては相手をダウンさせられないものもあるので、自分のキャラの必殺技の性質を把握しておこう。通常技でダウンを奪う場合は、ガトリングで「足払い」につなぐように心がけるといいぞ。相手をダウンさせる必殺技を持っているのならば、「キャンセル必殺技」でその必殺技につなごう。
どうやって起き上がりに選択を迫るか
起き上がりの攻め方には、キャラによってさまざまな方法がある。カイだったら「チャージ・スタンエッジ」や「グリードセバー」、「→+HS」を重ねてから有利に攻められるし、闇慈だったら「疾」をガードさせてから有利に攻められる。ブリジットだったら「YOYO配置」から様々な攻めが可能だ。キャラによって起き攻めの方法は違うので、それを覚えていくのがこのゲームの醍醐味だといえる。
また全キャラクター共通の方法としては、起き上がりにしゃがみKとダストアタックでガードを揺さぶるという方法がある。
ジャンケンが強いか、「あっち向いてホイ!」が強いか~キャラクターによる戦法の違い
最初のジャンケンに勝つにはどうしたらよいのだろうか。それは相手とのけん制戦を制するしかない。けん制戦が苦手なキャラもいるし、キャラによっての相性もある。キャラクターのタイプによって、強い部分と弱い部分が違ってくる。
例えば、相手に「あっち向いてホイ!」をかけずに、「ジャンケン」によるダメージだけで試合を勝てるようなキャラもいる。ダウンさせてからの起き攻めの連続よりも、遠距離でのけん制戦に優れたアクセルやファウストがそうだ。また、「あっち向いてホイ!」に一回成功したら強力なペナルティを課すかわりに、すぐに「ジャンケン」の立ち回りに戻ってしまうようなキャラクターもいる。起き上がりに強力な連続技が狙えるが、そこで再びダウンを奪えないメイなどがそうだ。
結局、戦い方の基本さえわかってしまえば、あとの試合展開は自由自在にプレイヤー同士が組み立てることになる。自分にあった戦い方を身につけて「ギルティ」の世界に触れることが上達のコツになるのは間違いないぞ。どうしても上達できないという人は、相手をダウンさせることと、相手の起き上がりを攻めることにもう少し気を配ってみよう!!
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