石井ぜんじの「GGXX」ゲーセン放浪記
~街中で見かける対戦状況~


ライター 石井ぜんじ(3?歳 男)
もはや40に届く勢いのオヤジゲーマー。ゲーム歴は「スペースパニック」以来約20年。「頭文字D Arcade Stage」の秋名コースで3分切りを達成してちょっとうれしい今日この頃。「ギルティギア ゼクス」はジョニーを使っていたが、居合キャンセルが苦手なこともあり今作では新キャラを育てる予定。


第1回 5月24日編

発売からはや1週間~ゲーセンの様子は?
 前作のファンである私としては、長く待ち望んだ作品である「ギルティギア イグゼクス」。発売とともに、さっそくゲームセンターを回って様子を見てきました。私は田舎に住んでいるので、仕事場までは電車に2時間ほど揺られていきます。そのおかげで、沿線のいろいろなゲームセンターに行く機会が多いのです。ふらっと駅を降り、盛り場でゲームセンターを探す。これは学生時代から続く、私の習性といえるかもしれません。

 行く前の予想としては、前作で慣れた超絶プレーヤーたちが、一般人を相手に勝ちまくっている姿が目に浮かびました。このシリーズはテクニカルで、うまくなればなるほど面白いゲームです。しかしその分、腕によって大きな格差がつきます。新しいプレーヤーが入ってきたときに『負けが込んでめげないといいけど』なんて思いながら駅の改札を抜けました。

虎の穴にこもる超絶プレーヤー~今が腕を上げるチャンスだ
 お目当てのゲーセンに入り、さっそく「ギルティギア イグゼクス」の筐体を探す私。台を取り巻くプレーヤーの姿で、場所はすぐにわかりました。対戦台での対戦の様子を、さっそく観察します。

 ここで意外に思ったのが、旧キャラクターで勝ちまくっている人が少ないということです。どうも、前作でブイブイ言わせていた超絶プレーヤーの姿が見当たりません。キャラクタの使用比率もばらけていて、対戦のレベルもそこそこ。これなら、まだ慣れていない新キャラクタを使っている人もそこそこ戦えるレベルです。この傾向は、田舎から都会のゲーセンまで、ほぼ共通した傾向でした。
 全体的に、今回から本格的に始めたプレーヤーが多いようです。そんな人たちが楽しく対戦しており、数十連勝している猛者たちはあまり見かけませんでした。ホッとしたような、拍子抜けしたような……。

 編集部に戻り、そんな話をすると、こんな答えが返ってきました。
 「前作で名をはせた有名プレーヤーは、今はこもって研究しているんじゃないですか?」

 基板関係のお店の話では、個人で「ギルティギア イグゼクス」の基板を買ったり、同時に筐体を買っていった人が多かったとのこと。買った人の家に集合して、日夜研究に励んでいるのかもしれません。また、前作で築かれたプレーヤー同士のネットワークは健在で、特定のゲームセンターに集中してやりこんでいるという話も聞きます。虎たちは穴に集まり、ツメを研いでいるのでしょうか。

 虎が穴から出てきたとき、それが怖くもあり楽しみでもあります。どんな恐ろしいハメを……、いや違った、カッコイイ動きを見せてくれるのか、今からワクワクするところです。
 それまでに、私としてはなんとか新キャラをまともに動かせるようになりたいところです。昔使っていたジョニーでさえ、ダストアタックと足払いを同時押ししてしまう私。いまだにDボタンの位置を指が探り当てることができません。皆さんも、練習するなら今のうちかもしれませんよ。  

今週の目撃キャラクター
 今週のゲーセンでまず目についたのがテスタメント。設置系の飛び道具が置かれていても見えないので、驚いてみんな引っ掛かっていました。空中で出したゼイネストはモーションでまだわかるのですが、地上で出すHITOMIはいつ設置したか見抜けません。毒効果のある覚醒必殺技をくらって、目の前にHITOMIやゼイネストを設置されたりすると……。凄いことになってきました。それとも、慣れていない最初だけなのでしょうか? 自分の技だけでなく、相手の技まで知っていないとダメなのがこのシリ-ズらしいところです。

 その他、前作で苦戦したアクセル、決め手に欠けたファウストがかなりパワーアップしている様子。ダウンさせて起き攻め、というループが強かった前作ですが、今回はチクチク遠距離から攻撃するキャラクターも強そうです。

 次週は新キャラクターを中心に、街の様子をお届けしようと思っています。

[Reported by 石井ぜんじ]
GUILTY GEAR Watch

ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp
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