【特別企画】

「クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!」
で開発者に挑戦!
(ムービー付!)


~ていうか練習してないのに勝てるわけないじゃん~
「クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!」
プラットフォーム:プレイステーション
発売中(4月25日発売)

クロノアシリーズに登場するキャラクタたちが、今度はビーチバレーで対決! 詳しくはここここ、そして公式ホームページの製品情報をチェック!


【プロローグ(または悲劇の始まり)】

 4月25日に発売となった株式会社ナムコのプレイステーション用ビーチバレーゲーム「クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!」。かわいい見た目と裏腹に、「対戦はかなりシビアですよ~」と広報から伺っていた編集・佐伯は、連絡電話のついでに「じゃあ、対戦企画とかやってみるといいかもしれませんね」とナムコ側に提案。しかし、この時点で戦いはすでに始まっていたのです!

 「じゃ、セッティングしますから練習しといてください(ニヤ)」と広報・小林嬢から言い渡された佐伯は、一計を案じて(要はズルですな)河本お姉さんに電話。「あのー対決ものなんですけど、みぃっちり練習しといてくださいね~」と強引にソフトを渡すことに。「やれやれ、これでひと安心」です。

 いよいよ対決当日とあいなり、佐伯とお姉さんはナムコに向かいます。
佐伯「今日はよろしくお願いしますね~」
お姉さん「あんまり練習できてないんですけど、大丈夫ですかね?」
……はやくももくろみが外れつつある佐伯の頭に不安がよぎります。

 しかし、ナムコに着いてその不安は決定的なものに! 対戦相手として登場した方々は、何とクロノアワークス最強ペア(取材したのは発売前なのでその時点で世界というか宇宙最強)と呼ばれる(聞いてないっす!!)こちらのおふたり(というかダブルスってことも聞いてないし)だったのです! て、手加減して……くれても試合にならないんじゃ……。



【ナムコ“クロノアワークス”最強コンビ】
プロフィール
左:小林 毅(こばやしつよし)氏。'70年生まれ。大阪府出身。'94年ナムコに入社。「クロノアビーチバレー」では、プロジェクトディレクター及びプロデュースを担当。PS「風のクロノア door to phantomile」、WS「風のクロノアムーンライトミュージアム」PS2「風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~」などを手がける。
右:岡野 学(おかのまなぶ)氏。'71年生まれ。新潟県出身。'94年ナムコに入社。「クロノアビーチバレー」ではキャラクターモーションやスーパーアタックエフェクトなどを担当。PS「ワールドスタジアムEX」、「レイジレーサー」、「タイムクライシス」、「風のクロノア door to phantomile」、「エースコンバット3」、PS2「風のクロノア2~世界が望んだ忘れもの~」を手がける。


■ 最強ペアとビーチバレーで対戦!

 小林さんと岡野さんは、普段は対戦して切磋琢磨し合う、ライバル同士の間柄。今回が初めての協力プレイです。開発チーム内でも最強と呼ばれるお2人に出てきていただいたからには、もう後に引くわけにはいきません。こうなりゃさっそく対戦です。  「クロノアワークス最強ペア」小林&岡野チーム VS 「ちゃんと3回で相手コートに返せるよペア」お姉さん&編集・佐伯チーム。それでは試合開始!

 ゲーム内容は本物のビーチバレーに基づいていて、ボールを落とさず3回までで相手コートに返し、先にマッチポイントを取った方の勝ち。基本操作はわかりやすく、とりあえず敵陣にボールを打ち込む「アタックボタン」と、味方にパスする「パスボタン」の2つを使えばOKです。

 しかし、ムービーをご覧あれ! この見事な負けっぷりを……。強い、勝てませんよ! あれ、こんなハズじゃなかったのになぁ。(佐伯注:むしろ私が自爆してます。すいません)

【Watchチーム VS クロノアワークス ムービー[3分4秒]】
[WMV 7.13MB]
[ダウンロードしてお楽しみ下さい]

 我らWatchチームは、相手コートから飛んできた球を直接アタックする「ダイレクトアタック」が飛んでくると、弱いの何の! 反応しきれず、ボールを取り損なうことが多かったです。また、こちらも2P協力は初めてだったため、お見合いしてしまったり、「ドリブル」してしまったりというミスも多発! そこをきっちり反撃されて、ぐうの音も出ないくらいこてんぱんにやられてしまいました。

POINT!~初級者編~
協力プレイをする際に、初心者に気をつけてもらいたいのは反則の「ドリブル」。ボールを取った人が続けてボールに触ると「ドリブル」となり、相手側に得点が入ってしまう。夢中になっていると、どっちがボールを取ったのか判断できずに「ドリブル」したり、お見合いしてボールを落としたりしがち。これを避けるためには、キャラの足下にある丸いマークの色に注目しよう。
マークが青い人は、次のボールに触れる。赤い人は、すでにボールに触れているのでボールを取らないよう注意しよう。


■ ツワモノに学べ!

 へにょへにょのくちゃくちゃに負けたWatchチームは早々に、インタビュー作戦に切り替える方向に。

-- (おそるおそる)CPU相手にそこそこ遊べるようにはなったけど、友達と対戦するにあたって、もう一歩腕に磨きをかけたい! そこで最強ペアのお二人、気をつけているポイントがあったら教えてくださいよ。

小林 お互い、ふわーっとした球は上げないですね。
岡野 致命的になるんですよ、「スーパーアタック」されるから。

-- なるほど。レシーブやアタックを失敗するとふわーっとしたミス球が相手に渡って、「ダイレクトアタック」で返球される危険性がでてきます。「ダイレクトアタック」は通常のアタックより更に早い球となるので、要注意ですね。

 話に聞くよりも、実際に見せてもらった方が早いはず。というわけで、「小林さんと岡野さんの対戦プレイを見せて下さい」と、お願いしました(だんだんずうずうしくなっているWatchチーム)。今現在、日本一(いや、世界一)上手いプレーヤー同士の対戦です! これは必見。

【クロノアワークス お手本ムービー[6分21秒]】
[WMV 14.2MB]
[ダウンロードしてお楽しみ下さい]

 ムービーに収録されている通り、フェイント応酬のさなかにアタックが混ざっていたり、ちょっと見ただけではわからない、かけひき盛りだくさんの緊張した試合内容です。また、「ダイレクトアタック」にも「フェイント」にもしっかり対応し、「ブロック」が失敗してもちゃんとフォローができていたりと、当然なんだろうけどミスが少ないですね。

 息詰まるマジ対戦に、観戦している方もどきどきハラハラ! でも、セリフが飛び交う現場は、本当に楽しかったんですよ。

小林 リーチ。
岡野 あ、リーチまじか、やべえ!……(スーパーアタックを)使うんじゃないの?
小林 そんなことしないよ。
岡野 そうだよな、使うのくやしいんだよな。
小林 やっちまった、やべえ!
岡野 よっしゃ、うまく揚げ足を取った!
小林 このー、ヤメロよー。
岡野 うあー、やめろ!
小林 いくよー!

 というノリで、開発者自らめっちゃめちゃ楽しそうに遊んでらして、こちらも楽しく応援しました。
 この「エキシビションマッチ」では、途中までいい感じで攻めていた小林さんを、岡野さんが最後の方で逆転、12対10で下しました。勝敗は、最後の最後まで予想がつきませんでした。またふたりで対戦する時は「ダイレクトスーパーアタック」を狙っていたため、対戦中「スーパーアタック」を打つチャンスが少なかったようですが、「スーパーアタック」を使えば大逆転も起こり得るので、試合は最後まで諦めちゃいけないってことですね。

POINT!~上級者編~
高度な技を教えてもらいました。例えば、サーブをわざとネットにひっかけて、ポトッと落とすというもの。これを受けると、タイミングが狂わされて動揺します。また「スーパーアタック」を発動させて、わざと自分のコート内に落とし、失敗したと見せかけて、ぽいっとフェイントで相手コートに送り込むという技も実演してもらいました。うわっ、ナルホド!! という技だけど、食らった方は、かなりイヤだろうなぁ……

※「ダイレクトスーパーアタック」……ダイレクトアタックを打つ要領で、ふわっと浮いて帰ってきたボールを、スーパーアタックで打ち込むという技。


■ 最後の試合は混合でエキシビジョン

 最後に、小林さん、岡野さんと、Watchチームがバラバラに組ませてもらって1試合させてもらいました。「やるからには勝つ!」とほんのりプレッシャーを与えられつつ、小林(クロノア)&編集・佐伯(タット)チームと、岡野(ジョーカー)&お姉さん(タット)チームに分かれて、試合開始。
 めいめいキャラを選択して、ローディング画面が流れているときのこと。

小林 岡野、ジョーカー?
岡野 え、おれタットだよ。
小林 ……。うそつけ!

 な、何と、ここでも試合前からすでに戦いは始まっていたのだ! 岡野さんの、あくまでさりげない返答の中に秘められた闘気に、学ぶべきものを感じた最後の試合でした。私もその手、使おーっと。

【最強チームよりコメント】

クロノアビーチバレー対決、お疲れ様でした。
我々はクロノアワークス最強ペアとして君臨していますので、いつでもリベンジお受けしますよ。是非!

私が1Pプレイで良く使うキャラはクロノアとレオリナですかね……。最強はやっぱりガンツなんじゃないかという声が強いのですが、あえて私は避けて通ってます。
ガンツのアタックをレオリナでブロック! 最高です。

強くなる秘訣はダイレクトアタックをすぐさま出せるようになることと、 ミスアタックボールを打たないこと。最初の方はこれにつきますね。
後は目を凝らしてレシーブを確実に受け続ける!うまくなっていけば確実に拾えるようになりますよ。

一見軽そうに見えて実は奥がかなり深いので、 対戦プレイはやりごたえありますよ。
私と岡野なんてまだ熱い対戦をして遊んでるくらいですからね(笑)。皆でまた楽しく対戦したいですね~。対戦者募集中です!(小林)


対戦ありがとうございます!!
今までは開発内部でしかやったことのない対戦を外部の方とできたのが刺激的でした。

私のメインキャラはナハトゥムとジョーカーです。
スパイクが卑怯と言われがちなナハトゥム、難しいけど様々なテクニックが使えるジョーカー。
この2人を組み合わせて、いかに相手の裏をかくかが面白いところです。基本的に卑怯な戦いが好みです(笑)。

このゲーム、マルチタップのないご家庭のために1つのコントローラで2人が操作できるんですが、慣れてきたら是非1人で2キャラ操作をやってみてください! あたふたして面白いですよ。(笑)

最後に、1Pのチャンピオンシップモードでは各キャラクタごとに楽しいエンディングが用意してありますので是非チャレンジしてみて下さい。(岡野)



【感想】
 ミス球を上げてしまったときはもう遅く、後悔しているところにさっくりアタックを決められると本当に悔しくて、時間ある限り挑みたくなりました。
 まずはミス返球を送らないように練習するのが先決だけど、相手に反応して「ブロック」ができるようになってくると、がぜん面白くなりました。バッチリ決まって、得点できたときは本当に嬉しかった!! ……1回だったけど。
 ボールを追うのに必死なので、今回はスピード重視で足の速いタットやポプカしか選択する勇気が無かったけど、テクニカルなキャラを上手く使いこなせると強そうです。上達すると読み合いも絡まってきて、ますます奥の深い対戦が楽しめそうです。(河本)

 ……練習します(編集・佐伯)





(C) 1997 2002 NAMCO LTD.

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□製品情報
http://www.namco.co.jp/home/cs/ps/klonoa-beachvolley/index.html
□関連情報
【2月19日】「クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!」 スーパーアタックシステム公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020219/namco.htm
【1月19日】ナムコ「風のクロノア」新作が登場! PS「クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020119/kuro.htm

(2002年5月7日)

[Reported by 河本真寿美]


ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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