●戦闘のテクニック・初級編
“はじめて”をプレイすれば、戦闘の仕組みはおのずと理解できるはず。モンスターの行動パターンやセオリーを覚えてしっかり対処し、メダルの消費を抑えていこう。
ここでは「モンスターゲート」を始めたてのプレーヤーに向けて、戦闘の基本となる考え方や、覚えておくと便利な事柄をいくつか紹介してみよう。左枠メニュー内にモンスターとカードリストへのリンクも用意したので、こちらも活用してもらえると幸いである。
【敵との間に1マスの空間があるときは空振り】
モンスターは、プレーヤーキャラクタが視界に入ると接近を開始し、隣接すると攻撃を仕掛けてくる。こちらから近づくと先手を取られてしまうので、1マスのアキがあるときは動かずに、空振りしておびき寄せる。
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こんなときに前に出るのは損。モンスターに先に殴られ、無用なダメージを受けてしまう。その場でターンを消費するには空振りすればいい。HPが低かったらポーションを使用してターンを消費するのもいい |
【レベルが上がらない敵との戦闘は避ける】
モンスターを倒せば、レベルが上がりHPが増加する。このとき攻撃力と防御力も上がっていくので、逃げてばかりでは成長しない。ただし、成長には上限がある。例えば戦士の場合は、プーニャ(黄)なら53、キラービーなら63というふうに、1種類のモンスターでは1の桁が3までしか上がらないようになっている。レベルが上限に達したら、倒しても益のないモンスターが寝ていたら無視するなど、闘いを避けるのが賢明だ。
モンスターとレベルアップ上限の関係 |
- | 戦士 | 魔法使い | ギャンブラー |
初期値 | 50 | 50 | 30 |
プーニャ(緑) | 50 | 50 | 31 |
プーニャ(黄) | 53 | 57 | 41 |
キラービー | 63 | 67 | 51 |
スケルトン | 73 | 77 | 61 |
ケムンパ | 83 | 87 | 71 |
ゴブリン | 93 | 97 | 81 |
魔道士 | 103 | 107 | 91 |
キラービー群 | 113 | 117 | 101 |
グランシャーク | 123 | 127 | 111 |
ターミネーター | 133 | 137 | 121 |
ドラゴン | 143 | 147 | 131 |
死神 | 153 | 157 | 141 |
マッドブル | 163 | 167 | 151 |
エビルアイ | 173 | 177 | 161 |
デーモン | 183 | 187 | 171 |
キングドラゴン | 193 | 197 | 181 |
シャドウ | 193 | 197 | 181 |
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レベル上限に達した直後は一撃で倒せず、当然何匹倒しても成長しない。戦闘をするだけ損であり、可能ならば避けて通りたい。レベルに大きな差があり、一撃で倒せる敵は処理しておくべし |
【複数のモンスターを相手にしたときの対処法】
大量のモンスターと一度に闘うのは得策ではない。“はじめて”のチュートリアルでも解説されているように、こんなときは通路に戻って1対1で闘うのがセオリーになる。これ以外にも、複数のモンスターと闘わない工夫は随所に存在する。例を挙げてみよう。
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このような場合、その場で空振りして待つと同時に2体の相手をすることに。片方のモンスターに接近する、かつもう一方から離れるような動き方をしてターンを稼げば、両者と1対1で闘える |
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この状況で通路に入ると挟み撃ちとなる可能性がある。あえてセオリーに反する行動を取ったほうが安全な場合もある。その場で空振りし、右からモンスターが来たら上に動く、という方法でもいい |
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モンスターがプレーヤーを認識し、かつ接近不能と判断すればその場で停滞する。岩沿いに上がれば片方が引っかかって近づいてこれなくなる。通路に入るのも手だが、やはり挟み撃ちの可能性がある |
【飛び道具を持ったモンスターとの戦い方】
魔道士、ドラゴン、エビルアイ、キングドラゴンの4種の敵は、8方向のライン上に並ぶと魔法やブレスで攻撃してくる。これらに対しては、1マスの空間があるときも“空振り”ではなく、攻撃を受けない位置に逃げるようにする。
もし一撃で倒せないときは、ファイアやサンダーとの複合技を使えば無傷で倒せる場合もある。飛び道具のダメージは低いとはいえ、できればカードを使わずに倒したい……そんなときは、部屋から通路、または通路から部屋へ逃げ込めば、モンスターは飛び道具を撃ってこない。
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こんなときにその場で空振りは厳禁。魔道士の飛び道具をくらうだけで状況は変わらない。この場合は上か下に移動すれば間合いを詰められる |
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通路と部屋の区分を利用すれば、モンスターが飛び道具で攻撃してくることはない。魔法と併用して倒すときは、進入してから放てばモンスターから接近してくる |
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これも理屈は上と同じ。1マスの空間があっても、通路に入れば攻撃されない。これは、通路の中にある鉤型の地形にも応用可能だ |
【ジェネレーターの対処法】
探索中に、突然煙のようなモヤモヤが発生することがある。これはモンスターが発生する兆候で、最悪の場合次のターンには出現してしまう。これを発見した場合、近くに階段があれば迷わず入ろう。フロアの移動を行なってから戻ってくれば消すことができる。
また、モンスターと闘っているときにジェネレーターが発生することもある。こんなときは、ジェネレーターに重なってしまえば出現できない。周りの敵を倒してから移動を開始しよう。
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フロア間を移動すればジェネレーターは消えるので、とりあえずの安全は確保できる。連続で何回も出るときもあるが、しつこく往復すればそのうち消えるはずだ |
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ジェネレーターに重なってしまえば、プレーヤーがその場を離れるまでモンスターは出現しない。部屋の中に敵がいるときはむしろ乗っかってしまうのが安全 |
●種類は50以上! バリエーションも豊富なカード群
「モンスターゲート」には、50種類以上のカードが存在する。これらを上手く使うことは、ゲームを攻略する上でかなり重要な要素。カードの使用には設定されたメダル枚数が必要で、消費すれば即座にその効果が現れる。ここでは、カードの属性を大まかに分類して解説してみよう。
【1.ポーション系】
HPを回復する薬。20、40、80、MAX、SPの5種類がある。HPは部屋に入ったときに5ずつ回復するので、それも考慮して無駄なく使いたい。
ポーションMAXはなるべく温存し、体力がギリギリまで減ってから使うこと。SPは召喚したモンスターのHPも満タンにしてくれるポーション。装備品ほどではないが、なかなか出ないカードだ。
【2.攻撃魔法&飛び道具系】
攻撃魔法はファイア、サンダー、メテオがあり、それぞれ見えている敵全体に攻撃が及ぶマルチ~がある。大量にモンスターがいるときは非常に効果が大きい。ほかに、直線状のモンスターを貫通するスピアがある。
【3.補助系】
モンスターに害を及ぼすスリープやパニック、プレーヤーの視界が広がるブライト、マップなどがあり、使い方次第で大きな効果を発揮する。前者の対モンスタータイプには、魔法カードと同じくマルチ~が存在する。
ほかにも、プレーヤーレベルを一気に上げるパワーアップ、ランダムにワープするテレポートなどがある。
【4.ヒール系】
プレーヤーが一歩動くたびにHPを1ずつ回復するカードで、100、200、300の3種類がある。ポーションSPもそうだが、高難度のダンジョンや城になるほどありがたみがわかってくる。
【5.装備品系】
ソード、シールド、リング、ポケットの4種類があり、その効果は絶大。ただし、持続は使用したダンジョン、城の探索中のみ有効。いずれもレア度が高いため、数を集めにくいプレーヤー泣かせのカード。ロングソード、パワーシールド、ポケット+1が比較的出やすい。
【6.モンスター系】
モンスターを倒して“HP上限が上がったとき”にたまに出現する。ガーディアンとして配置するか、探索中に呼び出して連れまわす2通りの使い方がある。15種類のモンスターのうち、シャドウだけはカード化することがない。
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