「餓狼伝説」といえば、株式会社SNKの2D対戦格闘シリーズの金字塔的作品。その第9弾として'99年に登場した業務用「餓狼 MARK OF THE WOLVES」は、それまでのシリーズと登場キャラを一新し、新たなシステムを盛り込んで話題を呼んだ作品である。DC版「餓狼」は、アニメパターンの完全再現はもちろん、メインシステムのひとつ「T.O.P.システム」発動時の攻撃力アップ率が、業務用の一律1.25倍から小中大の3段階(大は1.75倍)へと進化。ちなみにこのシステムは、ライフゲージの残りがあらかじめ任意に設定した「T.O.P.エリア」に差しかかると攻撃力がアップし、また独自の「T.O.P.アタック」が使用可能になるというもの。
また、特定の必殺技を途中で停止し、後半部分の発動を中止する「ブレーキング」や、相手の攻撃を引きつけてガードすることにより、ライフ回復、ガードキャンセルなどが可能となる「ジャストディフェンス」などのシステムも完全再現。
さらにDC版オリジナルの企画として、プロモーションなどに使用された既存のイラストはもちろん、SNKイラストレーターズによる描きおろしイラストを多数収録した「ギャラリー」、連勝すると挑戦者側が有利になっていく「リスクシステム(VSモード専用)」などが追加されている。
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