【基本行動】
●間合い
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牽制の技が当たるギリギリの間合いをキープ。この状況から相手が取れる行動をすべて把握しておくと良い |
間合い(相手キャラクタとの距離)の調節はキャラクタごとに最適な距離が異なるため、あくまでも“基本”の間合いについて述べると、どのキャラクタも“一番長い牽制技が届くか届かないかぐらいの間合い”を常に維持しておくことが望ましい。
では、なぜこの間合いなのか。その理由は簡単で、相手の行動に対して反応することが容易だからである。跳び込みに対しては対空技、相手が地上技を空振りすれば、反撃技を狙うこともできる。また、回り込みや飛び道具に対しても対応がしやすい。さらには、相手が何もしていなければ、牽制技で押していけるという寸法だ。
●間合いの取り方
基本の間合いがわかったら、さっそく実践してみてほしい。ただし、最初は絶対にうまくいかないだろう。なぜなら、対戦相手も同じことを考えているだろうし、スキあらば近づいてきて連続技を狙ったり、こちらが近づけば逃げ回ったりするからである。相手のスキや起きあがりなど、確実に自分が攻められる状況なら話は別だが、接近戦はリスクが大きい傾向にあり、なるべくなら避けたいところだ。
そこで、相手に接近されてしまった場合には、まず間合いを離すことを考える。そのための方法を有効度の高い順にあげると【1・ガードする 2・バックジャンプ(回避行動) 3・反撃する(ブロッキング含む)】となる。バックジャンプと同様に、めくりジャンプ攻撃には回り込みの回避行動が有効だが、グルーヴによってはできないので注意。ガードは一番安定しているが、相手の投げ、ガードクラッシュに用心。相手がジャンプするなどして、連続および連係技が途切れたら、バックジャンプ、回避行動で間合いを離すのが無難だ。確実に反撃できるようならば、反撃技を出してもいい。
一番やってはならない行動は、無理に反撃することと、連続および連係技中に跳ぼうとすること。ガードが嫌だったら、ガードキャンセルでしのぐのも手だ(C・A・Nグルーヴ)。いったん離したら、むやみに近づかれないように牽制技、対空技を出していくこと。
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素直にガードか、バックジャンプまたはステップで逃げる。ガードキャンセルは非常手段 |
割り込んで反撃しようとして、ミスするのが一番痛い。待ってましたとばかりに相手が反撃 |
【戦術指針】
●攻めは牽制技主体。飛び道具や跳び込みを多用しない
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間合いが遠いからといって安心して大振りの技を出さないこと。このゲームには大ジャンプや走りがある |
重要なのは、前述の間合いの取り方と、攻めの基本「牽制技」である。牽制にもいろいろ種類はあるが、基本となるのは地上で出す通常技だ。相手との間合いを常に確認しながら、ベストな技をセレクトして出していく。先ほどの【使うべき技の選出】を間違っていなければ、これだけで相手の行動を抑止する効果が得られるだろう。相手の跳び込みや回り込みに対処しやすいため、間合いも維持しやすい。
相手のリーチが極端に長かったり、判定が強いなど、地上での牽制技の出し合いで負けてしまう場合は、やむなく別の牽制を使うのだが、一見リスクの少なそうに感じる飛び道具や、跳び込みを使用するのは極力控えよう。もし使うのなら、他の牽制での前置きが必要だ。何も前置きがない状態で飛び道具や跳び込みで攻めても、絶対に良い結果にはつながらないばかりか、むしろ最悪の事態を招くことも予想される(理由については、このあとの「カプエス2」セオリーを参照)。
こうした場合は、我慢してガードを固めながら相手の出方を待つか、バックステップ(回り込み)などでいったん離れ、間合いを一定にせずフラフラと動いて相手の牽制技の空振りを狙おう。牽制主体の相手には、さきほどの【間合いの取り方】で述べたことが当てはまる。相手も同じように間合いを一定に保ちたいのだ。その逆を考えれば、おのずと取るべき行動は見えてくる。
●守りはガードやバックジャンプ主体
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起きあがりは嫌でも近づかれる。ここでのさばきかたが、経験と実力が問われる最大のポイントだろう |
【間合いの取り方】でも少し触れたが、相手が起きあがりなどに攻めてきた場合には、【1・ガードする 2・バックジャンプ(回避行動) 3・反撃する(ブロッキング含む)】といった3つの選択を使う。反撃技を出すという選択もあるが、相手の行動いかんによっては反撃技が空ぶったり、あるいは相手が技を出していても、技が判定負けして潰されるケースもありえる。相手側に行動選択権のある状況での反撃は、極力避けたいところ。地上はガード、跳び込み全般にはバックジャンプで間合いを離し、再び牽制の状態にするのがもっともリスクが少ない行動といえる。
無論、ガードだけではいいように攻められてしまうので、ときには“読み”による反撃も必要。しかし、それはあくまでも“3番めの選択肢”だということを念頭においてほしい。なお“読み”は基本の範疇ではないことから、ここでは大きくは触れない。
●反撃可能な状況を逃さない
牽制技をより有効にするためには、相手の技のスキに反撃を確実に当てていくことが重要となる。反撃が確実ならば、相手はむやみに手出しできなくなるからだ。
必殺技をガードしたとき、相手の技が空ぶったとき、跳び込んできたとき、回り込みをしてきたとき、飛び道具を撃ってきたとき。こうした状況で、素早く反撃できるか否かが勝敗を大きく左右する。反撃可能な状況というのはキャラクタにより多々あるが、基本的にどういった状況で反撃が確定なのかのは、このあとの【「カプエス2」特有のセオリー】にて触れているので参考にしてほしい。
反撃に際しては、相手のスキをついて最大限のダメージを奪えるものが望ましい。これらは、連続技(オリジナルコンボ)、もしくはゲージを使ったスーパーコンボや超必殺技がポピュラーかつ実用的。逆に最悪なのは、相手が大きなスキを見せているにも関わらず、反撃がただの通常投げや、足払いのみで終わってしまうこと。1試合中に反撃を入れるチャンスが訪れることはそう何度もあるものではなく、手練が相手なら尚のこと。チャンスを最大限に生かすことは「カプエス2」はもちろんのこと、対戦ゲーム、ひいては勝負ごとの基本中の基本である。
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相手が必殺技の空振りした際など、生じたスキには最大ダメージの反撃を狙いたい |
スキの大きさを見切り、反撃できるかどうかを瞬時に判断することも大切 |
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