人間が相手になる対戦プレイは、CPUと違い絶対に通用するパターンなどがあるわけではない。だからといって、適当に技を繰り出していては、まず対戦に勝利することはできないだろう。ここでは、対戦プレイ時に心がけるべきことを順番に説明していく。これらは2D対戦アクションの基本ともいえるが、なかには「カプエス2」ならではのセオリーというものもあるため、覚えておけば必ず役に立つはずだ。理想としては、これらのことを意識せずとも行動に移せるだけのプレイ感覚を身体に染み込ませたい。
【プレイの前に】
●技の効果を覚える
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技の当たる距離や方向、ジャンプや移動の性能をすべて把握しよう |
対戦プレイ前の確認事項として、まずは通常技、必殺技、スーパーコンボや超必殺技、回り込みやガードキャンセル攻撃などのサブシステムといった、技の範囲や効果を覚えておこう。当たらないところで技を出してもしょうがないし、振りの大きい技を空振りしてしまえば、それは大きなスキとなる。技の数自体はさほど多くないことから、できればすべての技の効果範囲を覚えたいところだ。
また、通常技には必殺技を出すことでモーションをキャンセルできるものがいくつかあるので、それもここで覚えておくと良い。あとで連続技を組み立てる際に役立ってくれるぞ。
●使える技(使うべき技)を選出
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リーチが長く、発生の早い牽制技を探そう。空中からの攻撃がメインになる特殊なキャラも存在する |
技の性能を一通り把握したら、その中から使うべき技を選んでいく。必要なものは、牽制技(主に発生の速い弱、中攻撃)、対空技(主に立ち、しゃがみ強)、ダウン技(主にしゃがみ強)、ジャンプ技(めくりジャンプ技)、あとは反撃用の技(主にスーパーコンボや超必殺技)。このぐらいあれば、戦う準備はOK。ただし、必殺技はキャラクタ固有のものが多いので、これらがどの属性に当てはまるかはキャラクタ次第ということになる。
すべての技を使い分けていくのが理想的だが、使用頻度が高く効果的なものは限られてくる。また、スキが大きいなどの理由から無闇に使うべきではない技もあるので、いきなり全部の技を使いこなそうなどとは考えず、まずは使いやすいものから選出していこう。
●技から技の組み立て
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ここが俗にいう連係の組み立てだ。下段~中段、連続ヒット時~ガード時と、使い分けができればベスト |
技の効果範囲がわかったら、そこから技と技を組み合わせて、連続技、連係技を組み立てよう。基本は、攻撃の届く範囲順に「弱→中→強」のような順で組み合わせ、最後にキャンセル必殺技へとつなげられればベストだ。必ず連続技になる必要はないが、ヒットしていた場合は連続技になるような組み合わせが望ましい。
技がヒットしていた場合は“ヒットの確認”が重要になる。ガードされていた場合は技を変えるか、もしくは連係を中断して様子見できるようにしておこう。必殺技は、全般的にガードされた時のスキが大きい点に注意しつつ組み込んでいきたい。また、連係の場合は技と技の合間に反撃される可能性があるため、攻めが単調にならないよう組み合わせを何種類か用意しておくと良い。
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