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■グルーヴセレクトシステム

 「カプエス2」最大の特徴といえるのが、この「グルーヴセレクトシステム」。先に紹介した基本システムと合わせ、多彩なサブシステムを搭載した6つの「GROOVE(グルーヴ)」が存在する。それぞれのグルーヴには、メインとなるゲージシステムのほか、ブロッキング、オリジナルコンボ、ジャストディフェンスといった特徴的なシステムがあり、それにより有効な戦法が大きく変化する。プレーヤーは、6つのグルーヴから自分に合ったものを選ぶことができるのだ。

 ここでは、メインとなるゲージシステム、各グルーヴが持つサブシステムの種類、数の違いなどを紹介していこう。ステップ、回り込み、ガードキャンセルなどの操作はもちろん、戦い方をも左右する重要サブシステムが含まれているので、チェックを怠らないように。サブシステムの詳細については、以下の項目にて詳しく解説していくこととする。

 最後に1つ。実際にプレイする場合、自分が選択可能なグルーヴは1つだけだが、対戦相手が同じグルーヴになるとは限らないので注意しよう。ゲームシステムが変わるわけではなく、あくまでも【自分用】サブシステムなのだ。つまり、自分と相手の持つシステムが同じ条件になるとは限らない(むしろ違う確率の方が高い)。闘いで勝利していくためには、グルーヴごとに異なるゲージシステム、サブシステムの特徴をくまなく知っておかねばならないといえるだろう。

 
【Cグルーヴ スーパーコンボレベルゲージシステム】
 【サブシステム】
 ・ステップ
 ・空中ガード
 ・回り込み
 ・ガードキャンセル攻撃
 ・時間差起き上がり
レベル2スーパーコンボからの必殺技がポイント。使い方次第で強力な武器となる
 スーパーコンボを出すためのゲージを3段階までストック可能。ゲージをストックしていくと、そのぶん攻撃力がアップする。スーパーコンボは3段階に撃ち分けが可能(弱ボタン=レベル1、中ボタン=レベル2、強ボタン=レベル3)で、レベル1~3を使用することができる。

 レベル2のスーパーコンボを出すことができる唯一のグルーヴ。レベル2のスーパーコンボは、相手にヒットした場合のみ“必殺技でキャンセルが可能”となっており、そこからの連続技、戦術に広がりを持たせることができる。空中ガードを唯一持っているグルーヴでもあり、ガードキャンセル攻撃も使えることから、攻守ともにバランスのとれたグルーヴといえる。

 
【Aグルーヴ オリジナルコンボゲージシステム】
 【サブシステム】
 ・ステップ
 ・回り込み
 ・ガードキャンセル攻撃
 ・ダウン回避
オリジナルコンボは、連続技を自在に組み立てることが可能。とんでもない連続技があるかも!?
 「オリジナルコンボ」は、使った瞬間無敵になり、その後一定時間は好きな技をキャンセルして連続技を繰り出すことができる。発動方法は、ゲージMAX時に同時押し。ゲージ目盛り半分使用で、レベル1のスーパーコンボを出すことも可能となっている。

 オリジナルコンボは、通常技、必殺技、空中技など限らずキャンセルできるという特徴を持つが、その使用時間はゲージがなくなるまでの間だけ。使用中はガードができず、相手の技を喰らってしまうと、その時点でオリジナルコンボは終了する。オリジナルコンボ使用中のスーパーコンボは、発動時間中ならいつでも(ゲージが空になる直前でも)レベル1を1度だけ出すことができる。ただし、使った時点でゲージがなくなり、オリジナルコンボ終了となるので注意。サブシステムに少々頼りない感アリ。

 
【Pグルーヴ スーパーコンボゲージシステム(ブロッキング)】
 【サブシステム】
 ・ステップ
 ・小ジャンプ
 ・時間差起きあがり
なんといってもブロッキング。ここからの反撃は自由。スーパーコンボが入れられれば強力
 ゲージMAXでスーパーコンボ(レベル3)を使うことができる。また、相手の攻撃が当たる直前でレバーを(上段)、または(下段)へ入れることで「ブロッキング」が行なえる。ブロッキングが成立した場合、ガードするよりも数段速く動けるため、素早く技を出せばブロッキングから即時反撃が可能。
 ブロッキングは、地上、空中に限らず打撃技や飛び道具を受け流すことができるため、汎用性が高い(空中の場合は方向のみ)。スーパーコンボや相手の地上技など、空中ガードができない技もブロッキング可能。ただし、地上技は、相手の中段、ジャンプ攻撃は上段ブロッキング(→方向)、下段技については下段ブロッキング(方向)と、それぞれ使い分けする必要がある。相手の打撃以外の技(投げ技、ガード不能技)はブロッキング不能。サブシステムに難アリだが、ブロッキングで補うことは十分可能だ。
 
【Sグルーヴ エキストラゲージシステム】
 【サブシステム】
 ・走り
 ・避け
 ・ガードキャンセル攻撃
 ・小ジャンプ
 ・時間差起きあがり
体力が点滅してからは超必殺技の連発が可能。MAX超必殺技から超必殺技といった連続技も可能だ
 エキストラゲージシステムは、同時押しにより「ゲージため動作」が行なえる。ゲージMAXになると一定時間攻撃力がアップし、超必殺技(レベル1)を使うことができる。超必殺技を使用すると、ゲージはなくなり攻撃力アップも終了する。また、体力ゲージが赤くなり点滅しているときは、超必殺技(レベル1)が使い放題。この際、同時にエキストラゲージがMAXとなれば、MAX超必殺技を使うことができる。
 サブシステムでは、避け(および避け攻撃)が使える唯一のグルーヴとなっている。サブシステム全体が充実しており、避けによるトリッキーな動きとピンチになったときの爆発力が特徴といえる。
 
【Nグルーヴ アドヴァンストパワーゲージシステム】
 【サブシステム】
 ・走り
 ・小ジャンプ
 ・回り込み  ・ガードキャンセル攻撃
 ・ガードキャンセル移動
 ・ダウン回避
MAX発動時の攻撃力と、サブシステムの機動力が魅力のグルーヴ
 ゲージがMAXまでたまると3つまでストックでき、ゲージ1つにつき1回超必殺技(レベル1)が使える。ゲージストックがあれば、同時押しで、ストックを一つ使いゲージ発動。発動中は一定時間攻撃力がアップし、この状態でさらにストックを一つ使うことでMAX超必殺技が使える。なお、MAX超必殺技を使用すると発動終了となる。

 ゲージ発動を使った攻撃力アップと、MAX超必殺技がポイントのグルーヴ。ストックゲージ2つでMAX超必殺技が使えるが、上手く使わないと時間切れで無駄にゲージを消費してしまう。6つのサブシステムは、ほかのどのグルーヴよりも多く、走り、小ジャンプ、ガードキャンセル攻撃・移動、回り込み、ダウン回避をあわせ持つ。機動力の面ではダントツといえるだろう。

 
【Kグルーヴ 怒りゲージシステム(ジャストディフェンス)】
 【サブシステム】
 ・走り
 ・小ジャンプ
 ・ダウン回避
怒り爆発時の攻撃力はピカ1。ガード硬直を短縮するジャストディフェンスを使いこなそう
 相手の攻撃を喰らうことによってたまる「怒りゲージ」を持つ。ゲージがMAXになると怒り爆発となり、一定時間攻撃力アップ、時間内はMAX超必殺技が使用可能。MAX超必殺技を使用すると、怒り爆発も終了する。
 相手の攻撃が当たる直前でガードすることにより、ジャストディフェンスを行なうことができる。成功するとガード硬直時間が軽減されるほか、相手の攻撃によるヒットバックがなくなり、若干の体力回復、ガードクラッシュゲージが減少しないといった効果が得られる。これにより攻撃ガード後の状況が有利になる場合もある。地上、空中に限らずどんな技でもジャストディフェンスできるが、投げ、ガード不能技はジャストディフェンスできない。また、空中ジャストディフェンスは、地上と違いガード後上に跳ね上がる点に注意しよう。ガード後、再びジャストディフェンスや他の技を出すことは可能となっている。

 サブシステムが極端に少ないため、その不足分をジャストディフェンスや怒り爆発時の高い攻撃力で補ってやる必要があるだろう。



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