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ソニー、デザインをガラッと変えた新型AIBO「ラッテ」と「マカロン」

 ソニーマーケティング株式会社はエンターテイメントロボットシリーズAIBOの新型2体を9月22日に発売する。今回は“イヌ”をベースにしたと思われるデザインになっており、白い色の「ラッテ (ERS-311)」と黒い色の「マカロン (ERS-312)」が用意される。価格はこれまでのAIBOからグッと低価格化され1体が98,000円となっている。

 初代AIBOでは比較的直線的なデザインで、2代目では若干丸みを帯びたデザインとなり小型のライオンをイメージしたデザインに進化。しかし今回は頭部は丸っこくデザインされており、これまでのイメージを覆すまったく違ったデザインとなっている

 今回発表された2体は、それぞれ違った性格が想定されている。ラッテの性格は素直でおっとりしており、マカロンは陽気でやんちゃな性格。これらの性格はメモリースティックを媒体とした専用のソフトウェア「AIBOフレンド」を本体に挿入することで読み込み実行される。もちろんその後のコミュニケーションによって性格は変化していく。価格は9,000円。
 また、歳を取るごとに性格が変化していく「AIBOライフ」というソフトウェアも同時に用意される。このソフトは「AIBOフレンド」の性格付けとは別に幼年から成年に至る8つの成長を楽しむことができるという。

 ラッテとマカロンにはカメラ、ステレオマイクが搭載されている。カメラは10万画素のCMOSイメージセンサーで口にセットされている。これらが目と耳の役割を果たす一方、赤外線方式距離センサー、加速度センサー、頭部内、尻尾、肉球にセットされているスイッチ、振動センサー、傾斜センサーなどを搭載している。ユーザーが「写真撮って」と伝えることで7枚まで写真を撮影し、メモリースティックにJPEG形式で保存される。
 このほかにも頭部に新たにセットされた角状のランプの点滅、音の発信でAIBOの感情が表現される。

 コミュニケーション機能としては従来機種に比べ、約1.5倍となる約75種類の言葉を認識する。もちろん、オーナー登録は可能でオーナーにはなつくといった機能も備えている。このほかにもAIBO同士が独自の言葉でコミュニケーションを取るほか、歌いかけると音階を判断し、AIBOが独自のメロディを作成して歌うという機能も搭載されている。

 大きさは177×240×280mm (幅×奥行き×高さ)で、体重は1.5kg。1.5時間から2時間の充電時間で約2.5時間動作する。



「CAPCOM VS. SNK2」ネット対戦を意識したカッコイイCMが完成

 株式会社カプコンは、9月13日にプレイステーション 2とドリームキャストで発売予定の対戦格闘ゲーム「CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001」のCMの一部を公開した。発売に先立ち9月6日から9月16日まで、関東地区/関西地区/中部地区のCX系列/NTV系列/TBS系列で放送される。

 「CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001」の魅力の一つに、KDDIが開発したマルチマッチングサービスを利用したネット対戦に対応していることが挙げられる。さらに、PS2とドリームキャストの異機種間対戦をも可能としている。
 今回放送されるCMもこのネット対戦を強く意識した内容となっており、電話線を通じて激しくぶつかり合う閃光が火花を散らすシーンが公開されている。このシーンを見ればいやが上にも通信対戦を行ないたくなるだろう

 CMの中ではファンならばニンマリしてしまうようなおアソビも隠されており、それ単体としても楽しめる内容となっている。

(C)CAPCOM CO.,LTD. 2001 ALL RIGHTS RESERVED. (C)SNK 2001.
※「CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001」は一部(株)エス・エヌ・ケイの許諾を受けて、(株)カプコンが製造・販売するものです。
※「SNK」は、(株)エス・エヌ・ケイの登録商標です。



ECTSで見かけたそのほかのビッグタイトルたちWarcraft III:Reign of Chaos、Comanche 4

 本稿ではECTSに出展された残るビッグタイトルをいくつか紹介していく。1本目は連日お伝えしているBlizzardの次回作「Warcraft III:Reign of Chaos」、2本目はNovalogic、3年ぶりとなる新作ヘリシミュレータ「Comanche 4」だ。

■ Blizzard「Warcraft III:Reign of Chaos」

 前作の発売以来、実に5年以上も月日が経過した今なお発売日すら明らかにならない「Warcraft III:Reign of Chaos」だが、先日の内覧会で「World of Warcraft」の向かいに設置されたデモ機をプレイした限りでは、「もうマスターアップでいいじゃないか」と言いたくなる完成度だった。おそらく、これからマルチプレイ時の各種族間戦争におけるバランス調整に入るところなのだろう。

 本作は、前作にあたる「Warcraft II」とはまるで別物とすら思えるほどの大きな変貌を遂げている。まず第一にグラフィックに3Dを採用し、派手な3Dエフェクト効果に加え、ユニットの動きが格段になめらかになり、さらに飛行ユニットの飛翔感がよりリアルな形で表現されるようになった。システム部分における最大の進化点は、マップ上にランダム処理で中立の建物が自動作成されるようになったことと、ヒーローユニットを中心とした大規模戦闘が各地で展開されるダイナミックな戦闘システムの採用にある。

 ヒーローユニットは敵を倒すことで得られるマナストーンを消費することで雇えるユニークユニットで、森をなぎ倒したり飛行が可能になるといった個性的なアビリティを備え、かつヒールやマジックレジスト、ディスペルマジックといったスペルを唱える能力を持っている。グラフィックも個性的で、今回のデモで特に印象に残っているのは、Night Elves族で雇えるヒーローユニットDark Nightだ。馬上、矛を振りかざし最前線に立つ姿は、今すぐ使ってみたくなる気にさせる圧倒的な魅力を感じた。

 ヒーローユニットは、わざわざ特記するまでもなく特別扱いのユニットで、敵を撃破することで獲得できる経験値でレベルアップが図れ、使えば使うほど能力が上がっていく。仮に死亡してもそのレベルで再雇用でき、大事にとっておく理由は特に見あたらない。常に最前線で戦わせるべきユニットだ。また、フィールドに落ちている宝を拾って使用できるのもヒーローユニットのみ。さらに彼らは一定時間、上杉謙信の騎馬突撃的な無敵ぶりを発揮できるスペシャルスキルを持っている。ただし、時間経過後はHPが1になってしまうため、使いどころに頭を悩ませそうだ。Blizzardが今作の戦闘をどのタイトルより新鮮でおもしろくするために行なった最大の工夫はヒーローユニットの採用にある、といえるだろう。念のために書いておくと、空を自由に飛べるDragon Nightは女性が竜に乗っていた。この辺のファンタジーまわりのバランス感覚の鋭さは、さすがBlizzardというべきで、Warcraft IIIは日本人にも慣れ親しみやすい世界観になっている。

 ゲームに登場する種族は、Humans、Orcs、Night Elves、Undeadの4つ。Night ElvesとUndeadは新規参入種族だが、特に人気が出そうな種族がNight Elves。彼らの拠点は“木の精霊”で、いつもはどっかり腰を下ろして、RTSにおける各種建物の役割を果たしているが、彼らを立ち上がらせて好きなポイントへ移動させることも可能となっている。建物の大きさがそのままユニット化するので、彼らが行動するさまは、さながら木の葉に身を包んだ巨大なゴーレム集団の大移動のようで、かなりの迫力がある。便利なのが防御塔や壁の役割を果たすユニットも移動可能なところで、資源に無駄の少ない種族といえそうだ。

 一方のUndeadでは、内政ユニットAcolyteがおもしろい。独自スキル「Sacrifice」を使うことで、StarcraftのZergのようにひたひたと領土を拡大していくことができる。Sacrificeがやっかいなのは森も押し倒す威力を備えていることで、空を飛ばなくとも自由に森を挟んだ先の領土に押し寄せることができそう。このUndeadにしろ、Night Elvesにしろ、Starcraftを彷彿とさせる要素をゲーム内にふんだんに取り入れており、Starcraftユーザーもばっちりハマれる仕様になっている。

 ECTSで配布されたプレスリリースによれば、Warcraft IIIの発売は2002年の冬で、価格は55ドル程度。内容は飛び切りのものを感じたが、ユーザーの手に届かなければ意味がない。実際の発売日がいつになるのかは不明だが、少しでも早い発売を願いたいところだ。

■ NovaLogic「Comanche 4」

 ECTS会場お膝元のロンドンに子会社を持つNovalogicは、ホールの隅の小さなブースで、ヘリシミュレータとしてはもっとも古い歴史を持つ人気シリーズ最新作「Comanche 4」をひっそりと展示していた。実はこれが世界初公開。ひっそりと出展されながらもパッと見で「これは凄い」と思わせるインパクト抜群の内容で、デモ機の隣に常駐していた女性スタッフも、口角泡を飛ばすような勢いで「Commanch 4」の特徴を説明しつつ、次々と敵ヘリを撃墜していた。

 今作の特徴は、ひとつはDirectX 8(もしくは8.1)およびハードウェアT&L採用による3Dグラフィックの正式サポート、そしてもうひとつが初心者でも手軽に楽しめる3Dシューティングモードの搭載だ。Commanch 3は、2Dグラフィックを立体的に見せる疑似3D技術によってゲーム世界を構築していたが、本作ではフル3Dで描かれ、見違えるように美しくなっている。もちろん、ただ単純に美しいだけでなく、たとえば、海上で低空飛行を行なった際の、外へ押し出すように円形に吹き上がるさざ波の表現だとか、同じく砂漠地帯での粉塵の吹き上げといった処理が、凄まじくリアルに再現されている。爆発のエフェクトも見事で、近距離で爆発を興すと、その噴煙でまわりが見えなくなる。

 一方、W、A、S、Dでヘリを手軽に操作できるアクションゲームファン向けのシューティングモードも良好な出来映えだ。このモードでは、ゲーム性に特化した仕様になり、微妙な操作を行なわずともその場滞空が可能で、ミサイルの発射感覚もアバウトでガンガン連射できるようになる。思い切った仕様といえるが、その分敵の攻撃もアバウトで、通常のヘリシミュレータファン向けのシミュレータモードとは本質的に異なる、ヘリによる3Dアクションシューティングといった内容に仕上がっている。コンセプトとしてはヘリ操作に対する知識が0の状態から、5分ですべての操作をマスターし、楽しく遊べるようにする、ということで、これまで敷居の高さが定評だったフライトシミュレータにちょっとした風穴を開ける歓迎すべき行為と言えそうだ。

 ちなみに3Dエンジンの搭載により、各種建物や地上兵器、その他一般車両といったオブジェクトもすべて3Dで表現され、そのすべてを破壊することが可能という。ミッションは全部で30以上、ステージパターンも都市や港のほか、田舎町やジャングル、砂漠などが用意される模様だ。気になる発売時期は11月となっている。レポートで取り上げた大作の中では比較的早いスケジュールとなっているのが嬉しいところ。発売を楽しみに待ちたい。



SEGA-AM2
バーチャファイター4で好きなアイテムを装着して戦えるアイテム装着正式版サービス開始

 株式会社SEGA-AM2は、AC用ゲーム「バーチャファイター4」のアイテム装着正式版サービスを開始した。

 これは、プレーヤーが使用するキャラクタに好きなアイテムを装着してゲームで対戦できるというもの。アイテムは、使用キャラクタがある一定条件をクリアした場合に手に入るほか、VF.NETのゲーム「VFバトルアリーナ」を遊ぶことでも入手できる。また、対戦ゲーム後に時々出現する宝箱にもアイテムが入っている(正式版サービス開始以前に手に入れたアイテムも使用可能)。
 これらによって手に入れたアイテムはVF.NETで着脱できる。自分の「VF4 CHARACTER ACCESS CARD」を使ってVF.NETにログインし、手に入れたアイテムから好きなものを選んでキャラクタに装備してログアウトすると、次回以降の対戦でアイテムを装着したキャラクタでプレイできるようになる。

 また、VF.NETでは、待ち受け画面や着信音などのデータをダウンロードできる「ショップねこぐり商店」を開設。ここでは、AC用ゲーム「バーチャファイター4」を「VF4 CHARACTER ACCESS CARD」を使ってプレイしたり、VF.NETの「VFバトルアリーナ」で遊ぶことで貯まる「ファイトマネー」を使ってダウンロードすることができる。

Original Game (C)SEGA (C)SEGA/CRI 2001



「東京ゲームショウ2001秋」出展ブース情報第1弾を発表

 社団法人コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会 (CESA) は、10月12日~14日に幕張メッセで開催予定の「東京ゲームショウ2001秋」について、9月3日現在の出展予定タイトルを発表した。

 出展予定タイトル数は現時点で55タイトル。その中には株式会社エニックスのプレイステーション用ソフト「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」、株式会社カプコンのプレイステーション 2用ソフト「鬼武者2」、株式会社ナムコのプレイステーション 2用ソフト「ゼノサーガ エピソードI 力への意志」などの話題作も含まれており、当日会場を訪れるファンから多数の注目を集めることが予想される。

※出展予定タイトル数は9月3日現在のものにつき、今後は増えることが予想されます※

【出展予定タイトル数一覧】
■ ジャンル別

 アクション 13
 ロールプレイング 13
 レーシング 4
 シミュレーション 2
 シューティング 2
 スポーツ 1
 アドベンチャー 0
 パズル 0
 その他 20

■ プラットフォーム別
 プレイステーション 2 13
 ゲームボーイアドバンス 12
 携帯電話 12
 プレイステーション 7
 ゲームボーイ(カラー・ポケット) 2
 ニンテンドー ゲームキューブ 2
 パソコン 2
 ニンテンドウ64 1
 Xbox 1
 その他 1


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