このゲーム、個人的にめっちゃオススメなわりに書くことないんだよね。だってマラカスふってれば幸せなんだもん (笑) 。なにがイイってなんにも考えなくっていいこと。画面に出てくる印に合わせてマラカスふるだけだもんね。とにかく単純でわかりやすいとか、誰でも知っている曲がたくさん収録されているとか、そういったところもイイところだけど、やっぱ、あのマラカスがいいんだと思う。“ふる”って行為がどんどん自分を陶酔の世界へ、熱いサンバの世界へ、こうキュって連れてってくれるんだよね。
ゲームの難易度も比較的低いと思う。セガのゲームって難しいゲームが多いから、ゲーム自体は面白くても万人にお勧めするにはちと難ありって感じなんだけど、このゲームはだれでもOK。サンバってリズム取りやすいしね。
ま、そういった意味で言えばこのゲームの面白さの80%くらいは、同時発売だったマラカスコントローラにあるんじゃなかろうか。フツーのコントローラであの熱いノリは生まれてこない。なんかさめた感覚というか、こう自分を第三者的に見つめる自分がいるって言うか、おバカになりきれないんだよね。さすがにあの設置面積が凶悪に必要となるコントローラを2台そろえるのはキビシーけど、1台は最低限必要っしょ。うちの会社の某ゲーマーなんかあれをふりすぎて腱鞘炎になったくらい。社会人であるという人として最低限必要な自覚すら忘れさせてくれるほどおバカになれるゲームなんてそんなにあるわけない。
これから遊ぶ人にとってマラカスコントローラを手に入れるのは厳しいかもしれないけど、この楽しさを是非とも知ってほしいよね。あとね、誰かと一緒にプレイすると陶酔の世界を共感できてイイと思うよ。オレもなぁ、日頃友達いないのは苦にならんけど、このときばっかりはなぁ。チト、一抹のさみしさが……。
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