株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、ブロードバンドにも接続可能な40GBの容量を持つHDD「PlayStation 2専用 ハードディスクドライブユニット」を、7月19日からプレイステーション・ドットコム・ジャパンにおいて先行販売する。7月5日の午前10時から受注を開始し19日から順次出荷を開始する。
外付型 (SCPH-10210) は19,000円で、対応機種はSCPH-10000/SCPH-15000/SCPH-18000。エクスパンション ベイ(拡張ベイ)を使用する内蔵型 (SCPH-10260) は18,000円で、対応機種はSCPH-30000/SCPH-35000GT。外付型はPCカードによるデータ転送を行なうこととなる。初回出荷台数は10,000台で、内訳は外付型が7,500台、内蔵型が2,500台となっている。
同社によれば今回の先行販売は今後行なう予定の技術検証、実証実験を行なうにあたり対応ソフトを先行して利用するための機器であることを理解したうえで購入して欲しいとしている。2月に発表された認証システム (DNA-S) やユーザーのネットワーク接続、負荷実験などが行なわれるという。
この春からネットワークを利用したタイトルなどの開発などが各ソフトメーカーから発売済みで、アートディンクの「A列車で行こう2001」や6月21日に発売されたばかりの「リリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術師3~」、7月19日発売予定の「ファイナルファンタジーX」など近日発売タイトルも含めれば8タイトルほど予定されている。
これらのタイトルのハードディスクドライブユニットの利用方法は様々で、「ファイナルファンタジーX」や「玉繭物語2」のようにデータキャッシュとして使用し、より快適にゲームを行なうことが可能になるタイプもあれば、「A列車で行こう2001」のようにスナップショット機能の追加やデータ保存に対応しているものもある。現状ではデータキャッシュとして使用しているソフトが多いようだ。
同社では「ソフトメーカー各社にはハードディスクドライブユニットをPS2用ソフトの標準開発環境として提供しており、対応ゲームソフトの開発は進んでいる」としており、今後、対応したソフトは増えてくるものと思われる。
なお、外付型ハードディスクドライブユニットをプレイステーション 2の横に置いたときのための縦置き専用スタンドも1,500円で同時に発売される。また、USBマウス (3,000円) とUSBキーボード (4,000円) もそれぞれ単品での販売が9月中旬開始される。
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